独特の構図で全国各地の観光案内地図を描き「大正の広重」と呼ばれた吉田初三郎(1884〜1955)の「桐生市鳥瞰図」の公開展示が平成15年1月5日から31日まで桐生市市民文化会館アトリウムで開かれた。
「桐生市鳥瞰図」は昭和9年(1934)の陸軍大演習を機に桐生市が依頼したもののようで、当時の桐生市パンフレットとして発行された。
桐生市の南の上空から初三郎が鳥の眼になって描いたもので、吾妻山を背にのこぎり屋根が並び織物業で活気づく市街地や神社仏閣、両毛線を走る汽車の様子など、当時のまちの息づかいが伝わってくる。この原画は絹地に描かれ、横三メートルほどの大きさ。郷土資料展示ホールに収蔵されていたが、一般に公開されていなかった。